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やまぼうし日記

2018/04/19 蔵書の紹介3

  • 第三回目は、島崎藤村著『破戒』です。

破戒は未開放部落出身の小学教師丑松が出生の秘密をどんなことがあっても世に示すなとの父の戒めを破り新しい人生を歩むという物語です。社会と個人の相克による悲劇を取り上げて、深く切り込み、近代小説の金字塔となったものです。

本書は、明治39年に刊行され、簡素な緑色の四六判で、表紙の題字は小諸義塾の習字教師秋山碧城、口絵二葉は鏑木清方、佐久地方の地図は小諸の津金良吉に依頼して、藤村自ら作り上げたものです。表紙にある緑陰叢書第壹篇は、藤村の著作を刊行するためのもので、今後篇を重ねる予定と記載し、出版会の古いしきたりなどを破って近代的に独立するために自費出版したことを表しています。

口絵の鏑木清方は1878年(明治10年)東京神田に生まれ、17歳ころから清方の父親・採菊が経営していた「やまと新聞」に挿絵を描き始め、十代にしてすでにプロの挿絵画家として活躍していました。少年期から樋口一葉を愛読し、一葉の肖像や、一葉作品をモチーフにした作品をいくつか残しています。また、泉鏡花と知り合い、その挿絵を描いていました。

 

 

 

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表紙                   鏑木清方の口絵

 

 

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